楽天通販サイト制作 株式会社トライ・ウッド様

楽天市場で通販サイトを制作する場合、楽天市場が提供する契約プランへの加入が必要となります。
一般的に選ばれる契約プランは、サーバー領域の提供があり、その他項目も制作の観点から見ると自由度の高い内容となっています。
しかし、本プロジェクトは楽天市場の特殊プラン「エンパワーメントプラン」での制作となっており、一般的なプランと比べ制限の多い状況下での制作となりました。
※同プランはサーバー領域の提供がなく、またHTMLファイルの文字数規制等の規制が存在

エンパワーメントプランは、サーバー領域の提供が無く、外部サーバーから外部ファイルを読み込むことができないという制限があります。
そのため、サイトの見た目やレイアウトを指定するCSSファイルの読み込みが不可能、そしてHTMLファイルの文字数制限という課題を解決する必要がありました。
そこで、当事務所ではNode.jsを用いた開発を行い、CSS/Javascriptファイルが1つのHTMLファイルに結合/圧縮される方針で開発を行い、エンパワーメントプランでのグラフィカルな通販サイト制作に成功することができました。

通販事業では商品が購入された後に発生する、顧客対応、梱包・発送処理といった購入毎に発生する主活動業務(機能)があり、その他にも在庫管理、入荷/製造業務などといった常時発生する支援業務もあります。
これらの機能が複雑に入り組む通販事業では、業務の流れを取り決めた「オペレーションフロー」の作成や、メンバー全員が業務ツール（販売管理システム等）を使用できるよう業務定着化が必要となります。
本プロジェクトではオペレーションフローの作成をお客様と共に行い、継続的なレクチャーによる定着化支援をご提供させていただきました。

※写真は実際にご提出した資料となるため、ぼかし処理を施しています

通販事業を行う場合、商品写真撮影や商品情報を登録する際のイメージ画像作成という業務が必要不可欠となります。
しかし、多くの企業は自社の制作スキルの観点から、外部企業に業務委託を行うこと一般的です。
業務委託を行った場合、質の高い成果物を得ることはできますが、その分ランニングコストも発生してしまいます。

そこで本プロジェクトではそれらの課題を解決するため、スマートフォンで完結できる「商品の撮影・イメージ画像作成レクチャー」をご提案させていただきました。
レクチャーでは当事務所パートナーの広告カメラマンを講師として招き、写真撮影の基礎から撮影、アプリケーションの活用方法を総合的にレクチャー、
その結果、業務担当者のITリテラシーやデザインツールスキルに依存することなく、多くのメンバーが商品情報登録業務を行える仕組み実現いたしました。

楽天市場でグラフィカルな通販サイトを運用する場合、ShopifyやBASSなどといったサービスと異なり、HTMLを用いた商品登録が必要となります。
本プロジェクトでは、HTMLやCSSなどといった専門的な知識を必要とせず商品登録が行えるよう、所定の箇所に文字を入力するだけで良いHTMLテンプレートを制作、運用レクチャーをご提供をさせていただきました。

また当事務所ではHTML/CSSの設計方針としてOOCSSを採用しており、HTMLのタグに依存しない設計でメンテナンスや保守性に優れています。
そのため、リニューアルやシステムのバージョンアップの際に発生する、仕様変更/追加に伴う影響を受けづらく、メンテナスコストを抑えることが可能です。

※写真は実際にご提出した資料となるため、ぼかし処理を施しています